現状の日本では、電力事業は各地域ごとに、一社の独占である。よって、単に電気を使っている人は、原発に反対していたとしても、原発によって電気を作っている電力会社から電気を買うしかない。選択の余地がないのだ。もし、原発によって電気を作っている電力会社Aと、原発によらない方法で電気を作っている電力会社Bがあったら、消費者はこの2つのどちらの電力会社から電気を買うかを選択できる。
原発そのものの是非を問うことも意味があるが、まずは電力事業の独占をやめさせ、電力会社Aと電力会社Bのどちらから電気を買うのか、消費者が選べるようにすべきだと思う。
独占とは「競争がない」ことだが、これは消費者から見れば「選択肢がない」ことを意味する。原発に限らず、「競争がない」「選択肢がない」という独占体制は、かならず腐敗を生む。
via mojix.org