2012年3月21日水曜日

お家で勉強できる子 - teruyastarはかく語りき

パターン6・上昇志向無し、勉強への興味無し、けどほとんどの科目高得点


この中で一番上昇志向が無い。

勉強に意義や意味があるとも思ってない。(と言ってる)

結果をあまり意識してないのに総合点が一番高い。


特別勉強が好きというわけではないらしい。

かといって学歴や、大企業への就職、名声や金、

異性にもてるためにやってるんでもないという。

もちろんそういう欲が全くないわけじゃないけど、ただその結果を目指すとだめで、

自然と学歴や名声や金や異性やチャンスの選択肢が増えるから意識する必要がないと。

一見社交性は高くみえるけど、どこか壁があるように感じる。


興味も欲もなくてもなんでもこなすとか、

だったら彼のモチベーションは何なのだ?

彼の独特の思考が面白い。

学歴、金、名声などの「欲や結果」をモチベーションに「勉強」するのはものすごく「矛盾」するという


つまり、金や名声や安定を得るための「勉強」は遠回りで不確かなものだと。

その勉強が何の仕事の技術につながって、どうやって金になるのか?

理屈として見えなくはないが、自分との必然性は感じられず

全然無駄なことをやってるかもしれないという焦りばかり感じる。


でも欲しいのはなるべく早い「結果」であって、「勉強」そのものではないので

「結果」がモチベーションだとそうやって焦ってショートカットし、自滅しやすい。

彼も昔はダメ人間だった


いわく、昔はもろパターン1の考え方で、

自分の望みと実力の大きなギャップにただ焦るだけで動かない。

そのまま無為にTVゲームで時間を浪費するだけだったとか。

あるときホントに勉強は意味ないんじゃないかと仮定した


変に意味や結果を求めるから、勉強の矛盾や、苦手科目ができるわけで

無意味で非生産的ということなら勉強はTVゲームと同じだと。


TVゲームなら一応エンディングがある。

エンディング後も極めるならまだずっと奥は深いけど、

一度クリアすれば全体のシステムが把握できる。

「強くてニューゲーム」ならチートしてるも同然。

だからこの程度のゲームはさっさとクリアしてみることにしたという。


効率のよいゲーム攻略法


楽しいかどうか抜きにしたら、ゲームのもっとも良い攻略方法は

いきなり解答である攻略本を見るか、

まずEasyモードでクリアしてそのゲーム全体のシステム把握と

敵のパターンを一度覚えることである。


敵が何処から出てくるか、どういう謎解きがあるか。

勉強なら単語の語源まわりや、公式の使い方を

ただ答えを見ながら何度も繰り返して覚えるだけ。


ほとんどの科目はただの「覚えゲー」(敵の出現パターンを覚えるゲーム)だそうだ。

それがいやらいしい敵配置だったり、

見えないところからレーザーを打つ初見殺しだったりするけど

パターンや型を覚えたらだいたい応用できるという。


クリアまでの全体の行程を把握すると、どのステージもそう大きくは見えない。

後はその道のりをひとつひとつ答え見ながらパターン覚えるだけ。

悩む時間は無駄で、答えがあるならさっさと答えを見るのがポイントだという。


家で勉強するようになった


「勉強なんてくだらない。テストの結果に意味なんて無い。」

「意味はないけど、ただの覚えゲーなら把握は簡単だからクリアしておくか。」


そう考えるようになってから、今まで一度も家の机で勉強したこと無い彼が

家で時間かけて勉強(覚えゲー)するようになったらしい。

この変化には彼自身が一番驚いたそうだ。

もともと興味があるわけじゃないので苦手科目という概念もなく、

もちろん結果はすぐ付いてくるようになったとか。


普通は勉強の先の「進学」「資格」「就職」「金銭」「名声」「生活」などを見据えるところ

それらの結果とは頭から切り離し、ただ意味もなく必要以上に型を覚え、

「クリア」のみを目的とする。

そんな結果を気にしない彼が一番結果を手にしている。


しかもドラクエ3の「あそびにん」並に役に立ちそうにないゲーマーが、

一番役に立つ「賢者」ぐらいクラスチェンジしてるのも面白い。

パターン1の「勉強って意味ないよね」も突き詰めるとそこまで昇華するものなのか。

もちろん彼に欲がないわけでも、そこまで結果を気にしないわけでもないだろうし、

そういう哲学を演じて出てくる言葉でもあるんだろう。

こういうのもゲーム脳というのか、勉強の考え方としてとても参考になる話でした。

「魂が身体に宿るのではない。身体が魂に包まれるのだ。」(ニール・ドナルド・ウォルシュ)

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