2012年3月27日火曜日

実は短気な日本人 - (旧姓)タケルンバ卿日記

一方、中国人が怒っている場合、その目的は結構わかりやすい。これまた端的に言うと、「怒ることでメリットがある」場合が多い。「何故、怒るのか?」に答えがある場合が圧倒的に多い。ベースには計算がある。損得勘定がある。怒ったことでトクをするから怒っている。

そのため、中国人はムダに怒らない。怒ってもしょうがないものには怒らない。怒っても怒らなくても一緒ならば、彼らはあんまり怒らない。「怒り」という感情を、メリットを享受するための方法、道具として使っているので、実は感情を制御できている。ぶっちぎれているように見えるのは、その方が効果的だからで、実は切れてない。怒りはあくまで手段に過ぎない。経済的利益が欲しい、見返りが欲しい。あるいは怒ってみせることでメンツを守りたい。周囲に対するポーズであることも多い。怒らないとナメられる。だから怒っとけ。そういうケースは多々ある。

逆に日本人は、メリットがなくても怒る。怒りたいから怒る。怒ってどうしたいわけじゃない。怒りたいのだ。怒ることが目的なのだ。怒って目的を達成したいわけじゃない。この点で怒りは手段ではないのだ。ここが大きく違う。利益なんて関係ないし、見返りも求めていると限らない。体面やメンツの問題でもない。何で怒っているのかよくわからない。

「魂が身体に宿るのではない。身体が魂に包まれるのだ。」(ニール・ドナルド・ウォルシュ)

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