2012年4月21日土曜日

【時間節約】『「時間がない! 」を卒業する200のアイデア』マイケル・ヘッペル:マインドマップ的読書感想文

【本の概要】

◆今日ご紹介するのは、本の帯曰く「英国ナンバーワンのタイムマネジメント術」の1冊。

何と「アイデアを十分得られなかったと不満なら、本と購入時のレシートを著者まで送ると返金してくれる」((注)日本語版はこの保証の適用範囲外です!)という自信作です。

本書の「はじめに」の冒頭から。

 この本は、初めから終わりまで読まないでほしい。あなたが本書を手にしている最大の理由は時間の無駄をなくしたいから。ぺージをめくっている間、目に飛び込んでくる個所があるはず――それこそ、あなたに最も役立つ時間節約術だ。それ以外の部分は、あなた向きのアイデアではないかもしれない。とりあえずすべて読まなければ、と思う必要はなし。「時間短縮」をモットーに、スピーディに本を読み、目標にすばやくたどり着くコツをさっそく学ぽう。

確かに280ページと分厚い割には読みやすく、読書の時点から「時間短縮」できました!


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【ポイント】

■1.タイムトラッカーで時間を追え
 1日には、15分間のブロックが全部で96個ある。それぞれの時間に何をしているか、本気でチェックしたことがあるだろうか。
 ダイエット専門家である友人のポールは、クライアントへの指導を始める前に、必ず1週間の食生活を記録させる。ポールいわく「太っている人が太っているのは、自分が何を食べているか理解していないから。食生活の記録をつければ、体重が増える原因がわかる」。
 タイムトラッカーで時間の使い方を確認するのも同じ理由から。あなたはこれから7日間の行動を、1ブロック=15分間ごとに記録しなければならない。

■2.コインで悩みを解決する方法

「A」か「B」か、と悩んでいる人を前にしたとき、私はいつも「コインを投げて決めよう」と言う。コインの表が出たら「A」、裏なら「B」だ。私はコインを手にし、空中でよく回転するよう力を込めてはじく。落ちてきたところをつかんだら、すぐにコインを隠し、迷っている人に訊く。「どっちが出てほしい?」。9割の人は望んでいる結果を答えられる。彼らが答えを出したら、私はコインをポケットに入れ、表だったか裏だったかは決して教えない。

■3.「10万ドルのアイデア」のすごさ(抜粋)

●リストアップするタイミング

 寝る前(それも、本当に寝る直前がいい)にリストを書きだせば、それから6~9時間眠っている間に、脳にやることが染みわたる。これは潜在意識に働きかける抜群の準備運動だ。
●コンパクトに記録できる
 紙(またはPDA)に、最も重要なタスク5つを記録するのは素晴らしいアイデアだ。手を使って書けば、書いたことが自分の一部になり、やると決めたことを簡単に思いだせる。
●優先順位を明確にできる
 リストアップするべき項目の数はいくつ? たった5つ! それも最も重要なタスクを5つ。最も楽なもの、最も手間がかからないものを5つでも、最も緊急度が高いものを5つでもない。最も重要なものを5つ、だ。

■4.「タイム・クアドラント(4分割表)」で優先順位を決める

 必ずやることが何かはっきりしないなら、簡単な4分割表が助けになる。(中略)

 やらなければならないと感じていることをすべて書きだしたら、さらに数分間を割き、すべてのタスクの緊急度と重要度を10点満点で採点する。
 最も度合いが高い場合は10点、最も低い場合は1点だ。(中略)

 得点に応じて、リストの項目を4つの区画のいずれかに書き込む。
 そして、どの区画にどのタスクが入っているか確認する。

(詳細は本書を)

■5.ソーシャルメディア中毒を断ち切る

 ソーシャルメディアやゲームに時間を取られていると気づいたときは、身体的な対策を取ることがとても効く。ここでのキーワードは「身体的」だ。
 コンピューターの前で時間を無駄にしている自分に気づいたら、立ち上がって後ろに下がり、電源を切ろう。無駄を断ち切るプロセスに体ごと取り組めば、頭のなかで考えるだけより、最後までやり遂げる可能性がずっと大きくなる。さあ、コンピューターの前から立ち上がり、後ろへ(もちろんコンピューターに手が届く範囲内で)下がり、電源をオフにして。

■6.効果的な仕事の頼み方

 頼むときに使うべきなのは、あるフレーズと単語。感じがいいからとか、そんな理由ではない。この2つを使えば、相手が肯定的な反応をする確率が飛躍的に上昇することが研究で証明されている。
 そのフレーズは「助けてくれる?」、単語は「なぜなら」だ。
「助けてくれる?」と頼むのは当たり前に思えるが、意外なほど多くの人がこのフレーズを使わない。必要なのは、相手に仕事を頼むときに「助けてくれる?」と切りだすことだけ。この一言で、脳のなかで「助けなくちゃ」プログラムがたちまち作動したかのように、相手は反応する。
 たったそれだけで? 驚くのはまだ早い。「なぜなら」を使えば、さらにすごい反応が引きだせる。

■7.効率的な『ザ・ホワイトハウス』式ミーティング

・誰も座らない。そう、みんな立ったまま――なんて素晴らしい!
・各自の意見を手短に(15低秒以内で)発表する。
・決断に至るまでの議論は30秒。
・決断する(あるいは、大統領が決断を下す)。
・デスクへ戻りながら、各自が決定事項を即座に行動に移す。

 ミーティング時間は締めて5分間。最高だ!


「魂が身体に宿るのではない。身体が魂に包まれるのだ。」(ニール・ドナルド・ウォルシュ)

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