2010年9月28日火曜日

競争が子どもの学力と幸せ奪う - テストやめ学力世界一のフィンランド、競争で学力低下させる日本|すくらむ

以下、フィンランドの教育の主な特徴をあげると――


 ◆子どもが生まれると、国から母親全員にベビー服や布団、哺乳びんや絵本などのセットが届き、17歳までの子ども全員に月1万3千円が支給される。


 ◆高校や大学はもちろん大学院や専門学校を含めすべての教育段階が無償である。


 ◆授業料が無料というだけでなく、子どもたちには通学手段、食事(給食)、教科書や学用品が無償で提供される。さらに、校医・学校看護婦・学校ソーシャルワーカー・学校心理士・生徒カウンセラー等のサービスを無償で必要に応じて受けることができる。フィンランドの基本は「生徒の必要に応じて無償サービスを受けることができる」ということ。


 ◆大学生などには月数万円の返済不要の奨学金が支給され、貧富の差なく教育が受けられる。


 ◆労働者に残業はほとんどなく、夕方5時には家族そろって親と子どもがゆっくりすごせる。


 ◆夏休みは2カ月あり、宿題もない。


 ◆授業時間数はOECD加盟34カ国の中で最も少ない。


 ◆ひとつの学級は24人以下の少人数で、実際には20人以下の学級が多い。


 ◆「全国いっせい学力テスト」のような国レベルのテストはもとより、地域レベルでのテストも無い。フィンランド教育省は、「テストと序列付けを無くし、発達の視点に立った生徒評価」が重要と述べており、とりわけ「子ども期」における「競争による序列」を問題視し、小学6年生までは通知表も無い。


 ◆すべての子どもがわかるまでを基本に、結果平等の教育が徹底され、学習に困難が生じている子どもに対しては、即座に特別支援教育によるケアが実施される。とりわけ、低学年時を重視し、学習のつまずきの早期発見によって、学習困難の子どもの問題発生を最小限に抑えている。


 ◆イギリスやドイツなどがフィンランドの「学力世界一」に衝撃を受けたのは、エリート教育に力を注ぐイギリスやドイツよりもフィンランドの「学力上位層」の学力が上だったこと。


 ◆学校や家庭での体罰は厳しく禁止されている。


 ◆学校の運営機関に生徒代表が参加する。


 ――以上のように、フィンランドの教育の特徴を見ていくと、日本の現状がほとんどの場合、フィンランドとはまったく逆の教育になっていることがわかります。

「魂が身体に宿るのではない。身体が魂に包まれるのだ。」(ニール・ドナルド・ウォルシュ)

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